アジア太平洋工業所有権センター

就任挨拶

センター長 扇谷 高男
一般社団法人 発明推進協会
アジア太平洋工業所有権センター

センター長 扇谷 高男

平成22年4月1日付で、鈴木伸一郎の後任としてアジア太平洋工業所有権センター長を拝命いたしました。

アジア太平洋工業所有権センターは、特許庁のご指導の下、発展途上国の知的財産制度に関する基盤整備を支援すべく、1996年以降、一貫して、質の高い研修プログラムの提供やフォローアップセミナーの実施、外国の制度運用や侵害対策に関する相談業務、知的財産に関する情報の発信等を実施しております。

この10年余の間に実施した研修コースやセミナーには、アジアをはじめ多くの国・地域から3,200名を超える政府職員や民間人の方々が参加され、帰国後それぞれの分野で知的財産の専門家として活躍されています。

近年、経済のグローバル化と技術の急速な進歩により、知的財産のグローバルな保護・活用は一層重要性を増しており、知的財産の活用を通じてイノベーションを促進し、更なる経済発展を図るための取組が、世界各国で進められています。

平成22年3月1日、2日には、世界約50ヵ国の特許庁長官等が一堂に会してイノベーションの促進に資する知的財産制度の在り方を議論するWIPOハイレベルフォーラムが東京で開催されました。また同年3月5日、6日には、APEC第30回知的財産権専門家会合が広島で開催されましたが、同会合において、日本国特許庁は域内における知的財産権分野の人材育成機関の協働に関する提案をされ、参加国・地域の合意を得ました。

このような非常に重要な時期に、世界中の知的財産権分野の専門家の方々と共に働く機会を与えて頂いたことは、私の大きな名誉と喜びとするところです。全力を尽くして職務を全うしたいと考えておりますので、これまで以上のご理解、ご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

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