新たな年を迎え謹んでお慶びを申し上げます。
平素より当協会の事業にご理解・ご支援を賜り誠にありがとうございます。
さて、AI技術の急速な進展に伴いビジネスが多様化していく中、イノベーションの源泉となる知的財産を活用し、我が国の競争力を高めていく必要性は日々高まっています。
昨年のノーベル賞では、大阪大学の坂口志文氏が生理学・医学賞、京都大学の北川進氏が化学賞を受賞し、2分野にわたる快挙となりましたが、こうした研究者等を引き続き輩出していくための人材育成も重要な課題の一つです。内閣府の知的財産戦略本部が昨年策定した知的財産推進計画においても、創造人材の強化等、「IPトランスフォーメーション」と銘打たれた新たな知的創造サイクル構築のための様々な施策が挙げられています。
当協会におきましても、長年にわたり知的財産権制度の普及啓発等を通じて科学技術の振興を図ってきた実績に基づき、我が国企業等の知財創造活動を支援するため、特許公報類を始めとする情報サービスの実施や、実務に役立つ質の高い書籍の発行や研修を通じて、幅広く知財情報の提供を行ってまいります。
また、特許庁からの受託事業として、アジア太平洋地域を中心とした途上国等から研修生を受け入れ、各国の知財人材の能力向上を図る事業や、海外における権利化に必要な費用を助成する事業を実施してまいります。
加えて、独立行政法人工業所有権情報・研修館からの受託事業として、全国の「知財総合支援窓口」で相談支援を行う担当者を配置するほか、東京都の窓口を運営し、知財戦略の策定、出願手続、法務・契約等、中小企業等における知財に関する様々な課題に対するサポートを行います。さらに、知財マネジメントに関する専門人材(知財戦略プロデューサー)を大学や研究機関等に派遣し、知財の視点から研究開発成果の社会実装を見据えた戦略の策定等を支援する事業を実施してまいります。
なお、諸般の事情により「特許ニュース」の刊行を本年3月をもって終了いたします。長年にわたりご支援・ご愛読いただきました読者の皆さまには、心より感謝申し上げます。今後は月刊誌「発明」及び「知財ぷりずむ」を通じ、引き続き有益な情報発信に努めてまいります。
最後になりますが、当協会は本年も我が国産業の発展のため各種事業を推進してまいりますので、今後とも一層のご厚情を賜りますようお願い申し上げますとともに、皆様のご健勝とご多幸を祈念し、年頭のご挨拶とさせていただきます。
一般社団法人発明推進協会
会 長 近藤 正春
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