特許実務者養成夜間講座(基礎編)の開催


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  (社)発明協会 東京支部では、『まず実務ありき』という視点に立ち、日常の知財業務の現場で求められる知識や技能の修得を目的とした「特許実務者養成夜間講座」を開催しておりますが、今回ご紹介する「基礎編」は、知財実務のスキルアップを目指す皆様のスタートラインにあたる講座です。
 本講座は、7月初旬に開催を予定している「特許実務者養成夜間講座〜第7期〜」の前段階という意味合いも兼ねており、「第7期」では敢えて解説しないような基本項目や、今更人に聞けない、というような知財実務の基礎的事項でも、本講座では解り易く体系的に解説させていただきます。
 前半では、法制度・手続・係争・契約・調査・明細書作成等、広範な知財業務の知識に関し、「実務上必要か否か」という観点から洗い出しを行い、ポイントを押さえた講義により、知財実務の全体像を把握していただきます。
 後半では、知財担当者にとって実務の中心となり、最も重要でかつ抽象的ゆえにその把握が困難なスキルである権利範囲の解釈に十分な時間を割き、ケーススタディによる実践講義を通じ、権利範囲の本質を「体感」していただきます。
 キャリアの土台を築くこの時期、本講座のご受講により、今後の実務レベル向上に繋がる知財実務の基礎スキルを身につけていただければ幸いです。
 皆様のお越しをお待ちしております。
主 催  (社)発明協会東京支部
日 時  全8回(以下参照。いずれも18:30〜21:30)
会 場

 発明会館7階研修室(〒105-0001東京都港区虎ノ門2-9-14)  地図

定 員  30名程度(定員になり次第締切り)
受 講

料 金
◆ A) 8回全て受講したい◆(税込み)
一般 当支部会員・修了生 スカラシップ申請者
72,000円 43,000円 40,000円

◆B) 興味のある内容だけ受講したい◆(税込み)
一般 当支部会員・修了生 スカラシップ申請者
10,000円 6,000円

当支部の夜間講座 第1〜6期、外国編、周辺法編、前回の基礎編のいずれかを修了された方

   8回の講座を通して受講される方を優先して受け付けさせていただきます。
   予めご了承下さい。
                
                 
     
お知らせ 本講座とは別に4/18(金)開催の、「知的財産権セミナー〜知財業務入門〜」は、本講座の実質的な第1回目の講義に位置づけております。本講座ご受講の方は無条件で参加いただけますので、ぜひこちらのセミナーにも足をお運びください(無料)。
お問い合わせ (社)発明協会東京支部 担当:三浦 TEL:03-3502-5521 FAX:03-3504-1510
申 込
申込メールに以下の内容を記載してお申込下さい。後日参加票を送付致します。
 キャンセルについて
 1.お名前:
 2.会社名:
 3.部署名:
 4.TEL&FAX:
 5.住 所:
 6.Mail:
 7.受講形態:
   A)8回全て受講  
   B)興味のある内容だけ受講
1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目
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(木)
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(木)
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(木)
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6/12
(木)
6/19
(木)
 8.お客様種別(ご選択下さい)
   A)会員・修了生  B)一般  C)スカラシップ申請者
 9.支払い方法(ご選択下さい)
   A)当日現金  B)振込み  C)得意先コード
P・R・O・G・R・A・M
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(木)
【知財実務の重要性と制度概要】
 製品開発と知財管理の関係とは?/知的財産権制度の概要(特許権・実用新案権・意匠権・商標権・著作権・不正競争防止法上の利益など)/会社にとっての知財の重要性
 ●講 師:富岡 康充 氏

 (有)オフィス富岡 代表取締役
社長
 本講座は、比較的経験の浅い初心者のための基礎的な講座であり、知財の実務を行う上で必須となる基本的事項について解説して参ります。知財の実務を行う上で知らなければならない法制度について触れる必要も出てくるかと思いますが、あくまで、実務上の現場で生じる課題を事例としてあげ、皆様の日頃の業務に活かせるように、私の実体験も交えながら解り易く体系的に解説していきたいと思います。4月から知財のご担当となられた方々におかれましては最適の講座となることでしょう。
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(木)
【特許出願のポイント】
 発明の種類/発明と特許の関係/特許出願〜登録までの手続き等/発明発掘のポイント/特許出願のポイント/先行技術調査/審査請求のポイント/権利の維持の留意点等
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(木)
【他社権利対応、紛争処置のポイント】
 特許公報の読み方/特許請求の範囲とその解釈・ルール/紛争発生の予防・対応策/権利侵害等/職務発明等を中心とした最近のトピックス
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(木)
【特許の国際制度】
 各国特許独立の原則とは/パリ条約の基礎/PCT出願制度の基礎/欧州特許制度の基礎/米国特許制度の基礎
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(木)
【権利範囲(技術的範囲)の解釈(1)】
特許法上の規定/請求項の読み方/広くて強い権利範囲とは?/権利侵害を回避する発想法/請求項の書き方のポイント(大・中・小のクレーム概念)
 ●講 師:伊藤  孝 氏

   三浦国際特許事務所 統括チーフ
 特許実務を行う上で、最も重要な「権利範囲の解釈」・「発明の捉え方」。まずはこの簡単なようで、実に奥が深い基本的事項を身に付けていただきたいと思います。そのためには「柔軟な発想」が必要不可欠となってきます。講義では演習問題を交えながら楽しく学んでいただきたいと思います。知財を担当される方々には、様々な知識と経験が要求され、今後ますます、企業活動においてその重要性が高まることは言うまでもありませんが、発明や特許を「楽しく学ぶ」という姿勢も実務者にとっては必要であり、そうでなければ面白くありません。本講座では、柔軟な発想と、発明と楽しく付き合う方法の基礎を伝授しますので、皆様の日頃の業務でさらに磨きをかけていただきたいと考えています。
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(木)
【権利範囲(技術的範囲)の解釈(2)】
 発明の捉え方について/「発明」と「発明を施したもの」の違いについて/従来技術と比べ良い点を見付ける/発明の本質を探る/登録までもっていく請求範囲の書き方
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(木)
【権利範囲(技術的範囲)の解釈(3)】
  事例による総合演習問題/権利範囲はどこまでを主張している?/発明の本質とは何なのか?/権利範囲に抵触しないヌケ道はないか?
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(木)
【明細書の記載について】
  各項目の記載について/明細書をスラスラ書くためにはどうすれば良いのか?/明細書の「書き出し」と「書き終わり」のフォーマット/良い明細書と悪い明細書